東京電力は15日、日本海溝地震による津波対策のために福島第1原発で整備を進めてきた防潮堤が完成したと発表した。海面からの高さは最大16メートルで、津波による建屋の浸水を抑制するほか、建屋への流入に伴う汚染水の増加を防ぐ。
防潮堤は、1号機北側から4号機南側まで延長約1キロに渡って整備した。
海面からの高さは13.5~16メートルといい、日本海溝地震が発生した際に第1原発で予想されている津波(10.3~14.9メートル)の越流を防げるという。2021年6月から設置工事を進めていた。【福島民友新聞】