東京電力の福島第一原発の浄化装置から放射性物質を含む汚染水が漏れた問題を受け、中国政府は「東電内部の管理は無秩序だ」などと批判しました。
福島第一原発では7日、浄化装置から汚染水が漏れているのが確認されましたが、中国外務省の汪文斌報道官は8日の会見で東京電力の管理を批判しました。
中国外務省 汪文斌 報道官
「今回の事故は、日本の東京電力内部の管理が混乱し、無秩序な状態にあるという長年の問題が、簡単には解決できないことを改めて証明した」
今回の問題を受け、日本にある中国大使館も報道官談話を発表しました。その中で、「日本政府の監督措置が不確実で有効ではないことをさらけだした」と指摘するとともに、「汚染水の処理装置が長期的に信頼できるものではない」と強調。処理水の海洋放出は「全人類の健康に関わることだ」として有効な国際的モニタリング態勢の構築を求めました。【TBS】