川内原発の耐震設計の目安となる揺れの想定の見直すため、九州電力が提出していた原子炉設置変更許可申請を原子力規制委員会が許可しました。
原発の耐震基準の目安となる揺れの想定・基準地震動を巡っては、規制委が熊本地震などを受けて2021年に基準を改め、地表に活断層が現れずに震源や規模の予測が難しい地震について、新たな評価手法を踏まえた見直しを求めていました。
九州電力は当初、2021年4月に見直しを申請していましたが、去年10月に揺れの最大加速度を水平方向で現在の1.1倍となる687ガル。垂直方向で1.4倍となる455ガルと見直す補正書を提出し、さらに翌11月に原子炉設置変更許可を必要としない、補強工事の計画を追記する補正書を提出していました。
7日の規制委の許可を受けて、九電は「引き続き原発の安全性と信頼性向上に取り組んでまいります」とのコメントを出しました。【南日本放送】