新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の事実上の運転禁止命令が解除されたことを受けて地域住民を対象とした説明会が開かれました。
東京電力が新潟県刈羽村で開いた説明会には住民およそ70人が参加しました。柏崎刈羽原発について原子力規制委員会は昨年末、事実上の運転禁止命令を解除。説明会では東電がテロ対策の改善状況などを説明しました。会場からは問題が繰り返し起きたことに対して東電の事業者としての覚悟を問う声や、有事の際の迅速な情報発信について求める意見が出たほか、地震に関する不安も上がりました。
【住民】
「今回の能登半島地震を見るともう道路何てぐちゃぐちゃで通れない。それで逃げろと言っても逃げられない。」
【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「当然のことながら自家用車、バスによる避難が困難な場合にヘリコプターや船舶を活用した避難訓練も行われている」
東電は30日に柏崎市でも説明会を開きます。【新潟放送】