東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発について、県の3つの検証の元委員らが今後、市民に求められる姿勢などを議論しました。
21日、新潟市中央区でシンポジウムを開いた「市民検証委員会」は福島第一原発事故を巡る県の「3つの検証」の元委員らで構成されていて県とは別に独自の検証を行っています。
リモート出席した池内了元委員長の他に4人の元委員が登壇。能登半島地震が発生し、柏崎刈羽原発再稼働への不信が高まってきているとして今後の検証のありかたについて議論しました。
【生活分科会 松井克浩元座長】
「自分たちのことは自分たちで決めるってことで言えば県民投票が一番シンプルだと思います 県民が検証の主役にならなければならない」
【避難方法検証委員会 大河陽子元委員】
「避難経路は土砂災害警戒区域になっていないかとか見ていくと今の避難計画にどれだけ穴がありすぎるか全然避難できないじゃないかと具体的に見えてくる」
元委員らは、今後は住民1人1人が主体的に原発の安全性や避難方法などを検証していくことが必要だと訴えました。
【新潟放送】