原発に関する「3つの検証」の総括について新潟県が自治体の担当者に説明する会議が開かれました。
この会議は、県が行った「3つの検証」の総括について理解を深めたいと、市町村側が要望して開催されもので各市町村の担当者が出席しました。
「3つの検証」をめぐっては外部有識者らでつくる検証総括委員会が総括することになっていましたが、委員長だった池内 了氏と県の間で意見が対立。
最終的に県が総括を行い3つの検証の報告書の間で「矛盾や齟齬はなかった」と結論付けました。
【長岡市の担当者は】「課題ですとか、教訓、影響、提言と言ったものを柏崎刈羽原発に関する議論の中で具体的に示していくべきではないかと考えますが」
このほか、市町村からは「県民に分かりやすく説明するべき」という意見や「池内氏がまとめた報告書をどう扱うのか」という質問が出ました。
これに対し県は…
Q「池内氏の報告書は?」
【県原子力安全対策課 金子信之 課長】「これ(県公表)が総括なんだというふうに我々は思っていますので、それ以外はいかがなものかと思いますが、私どもとしてはそれについて何か対応するということは考えていません」
県は「3つの検証の総括」に関する県民説明会を今月29日と来月25日に開催します。
一方、池内氏は22日に独自の検証報告書の完成版を公表するということです。
【新潟放送】