東京電力は燃料デブリの試験的な取り出しに向けて10月13日にも、福島第一原発2号機の格納容器の扉を開放する予定。
福島第一原発の廃炉で最も重要で最も難しいとされるのが、融け落ちた核燃料「燃料デブリ」の取り出し。東京電力は2024年3月末までに2号機の燃料デブリを試験的に取り出す予定で、これに向けて格納容器の扉を開ける作業を進めている。
扉のボルトの切断は24本中23本まで終了していて、残る1本は10月12日にも切断し13日にも扉を開ける作業を行う。
ただ、扉の内側にはケーブルなどが融けて固まっていることから、燃料デブリの試験的な取り出しのために開発したロボットが使用できない恐れが出てきている。【福島テレビ】