原子力規制委員会は東京電力の「適格性」を確認しようと、9月11日から柏崎刈羽原発で検査を始めました。
11日朝、柏崎刈羽原発を訪れたのは原子力規制庁の検査官7人です。
原子力規制委員会は2017年、安全性の向上など7つの約束を守ることを条件に東京電力に柏崎刈羽原発を運転する「適格性」を認めていました。
しかし、その後、柏崎刈羽原発でテロ対策上の不備が相次いで発覚したため、ことし6月東京電力の適格性を再び確認することを決めました。
現地検査は9月11日から3日間行われ、安全性を向上させるための社内規則や会議の議事録などに目を通し、これまでの取り組みをチェックするということです。
〈原子力規制庁 古金谷敏之・緊急事態対策監〉
「かたちとしては色々なことはやっているなという印象は受けているのでそれが実際に実効的なものになっているのかというのはこれから(検査したい)と思っている」
適格性の再確認には3か月ほどかかる見込みです。
柏崎刈羽原発は現在、事実上の運転禁止命令が出されていて、適格性の再確認とは別に命令の解除を判断するための追加検査も行われています。
【テレビ新潟】