東京電力・福島第一原発の処理水を海に放出する計画をめぐって、青森県漁連の関係者が2日、西村経済産業大臣と面会し安全性への取り組みなどの説明を受けました。
※西村康稔経産大臣
「私ども安全性についての説明も内外でしっかりとやってきておりますが、もう一段、対外的にも中国、香港、科学的根拠に基づいた対応してもらいたいと強く申し入れを行って対応しているところであります。」
青森県漁連の二木会長たちは、西村大臣から国際安全基準に合致するとしたIAEA=国際原子力機関の報告書の内容などについて説明を受けました。これに対し二木会長は懸念する姿勢を示し、強力な風評対策を求めました。
※青森県漁連 二木春美会長
「非常に不安に感じている。放出前にも関わらず、輸出ができないような印象になっている」
政府はことし夏頃に処理水の海への放出を始める方針で、具体的な開始時期の検討に入っています。【青森テレビ】