九州電力は6日、定期検査で停止している玄海原子力発電所4号機(佐賀県玄海町)を10日に再稼働すると発表した。11日に原子炉を臨界に到達させ、13日から発電を再開する予定だ。起動後は徐々に出力を上げながら諸機能を確認する調整運転を続け、8月上旬に通常運転へ復帰する予定だ。
玄海原発はテロ対策工事の遅れで、今秋以降に長期停止することが決まっている。九電では夏場の需給逼迫に対応するため、3月に定期検査の日程を変更した。4号機の定期検査は4月末から9月下旬の予定だったが、一部の内容を次回の検査へ持ち越した。【日本経済新聞】