福島第1原発事故で「帰還困難」と指定された地域の避難指示が解除され、事故後初めて、住民の居住が許可されることになった。 6月12日に避難指示が解除されるのは、福島・葛尾村の帰還困難区域の一部。 内閣府によると、この地域の放射線量は、除染により避難指示解除の基準を下回る、毎時0.85マイクロシーベルトまで下がっているという。 帰還困難区域で住民の居住が許可されるのは初めてで、4世帯8名が帰還する意向を示している。 岸田首相は、「避難指示解除は復興実現への重要な課題」として、大熊町や双葉町などでも住民の帰還を進めるとしている。 一方で、避難先での定住が進み、帰還を選ぶ住民は一部にとどまる可能性がある。【NHK】