島根原子力発電所2号機の再稼働の是非などを問う住民投票の実施を求めて、境港市の市民団体が集めた署名について、市の選挙管理委員会は、条例案の提出に必要な数を上回ったと判断しました。
松江市にある島根原発2号機を巡って、原発から30キロ圏内にある境港市の市民団体は、再稼働の是非などを問う住民投票を求めて署名活動を行い、3236人の署名を市に提出していました。
これを受けて境港市が12日、選挙管理委員会を開いて署名を審査した結果、同じ名前や有権者以外の署名などを除き、3134人分が有効と判断されました。
住民投票の条例案の提出には、境港市の有権者の50分の1にあたる、566人分の署名が必要で、今回の署名はこれを大きく上回りました。
署名簿は、13日から1月19日まで有権者に公開され、異議がなかった場合は、署名の数が確定し、市長が意見を付けた上で住民投票の条例案を市議会に提出します。【NHK】