柏崎刈羽原発の安全性をめぐって、新潟県が独自に進めている3つの検証について初めとなる住民説明会が27日、柏崎市で開かれました。
県が3つの検証に関する住民説明会を開くのは初めてで、会場には 約60人が集まりました。
県の担当者は3つの検証のうち、これまでに「福島第一原発事故の原因」「原発事故がもたらした生活への影響」について報告書が提出されたことなどを説明しました。
市民からは、3つの検証をとりまとめる検証総括委員会が知事と委員長との見解の相違を理由に開催できなくなっている現状について質問が出ました。
<参加した男性>
「総括委員会が開けないということが非常に問題ではないか」
<参加した女性>
「果たして私たちのこの意見交換が今後の検証委員会で生かされるのか」
このほか、核セキュリティーの不備など東京電力の安全に対する姿勢を問う声が上がり、県の担当者は引き続き技術委員会で議論していくと述べました。
説明会は28日刈羽村でも開かれます。【新潟放送】