福井県美浜町で、関西電力の社長と町民らが懇談会を開き、将来的に原発の建て替えを目指す方向性が、確認されました。
懇談会には、関西電力の森本孝社長や美浜町長、また地域の代表らが参加しました。
美浜町では、今年6月、運転開始から40年を超える原発としては国内で初めて、美浜3号機が再稼働しました。
しかし、運転期間が最長の60年に延長されたとしても、残り期間は15年しかなく、地元からは原発の建て替えを求める声が挙がりました。
森本社長は、「私はおのずから、(原発の)新増設・リプレース(建て替え)というものをを目指していくことが、今後議論されるべきだと思っています。」と発言しました。
こうした中、美浜3号機は、義務化されている「テロ対策施設」の建設が期限に間に合わないため、23日に運転を停止することになっています。【ABCテレビ】