中国電力の島根原子力発電所2号機が、再稼働に必要な国の審査に合格したことを受け6日、平井知事や原発から30キロ圏内に含まれる境港市と米子市の市長が原発を訪れ、安全対策などについて説明を受けました。
松江市にある島根原発の2号機は9月に、再稼働に必要な国の審査に合格しました。
これを受け平井知事や、原発から30キロ圏内に含まれる境港市の伊達憲太郎市長と米子市の伊木隆司市長が、島根原発を視察しました。
平井知事らはまず、2号機の建屋内で、災害時に原子炉の冷却などに使われる非常用ディーゼル発電機の設備などを見て回りました。
また海抜15メートルの「防波壁」も視察し、担当者から最大で11.9メートルの津波が原発に押し寄せることを想定し建設されたことなどの説明を受けていました。
島根原発を巡っては、鳥取県などは中国電力に対し、原発を稼働させる際に事前に了解を得る対象に県などを含めるよう、安全協定の改定を求めていて中国電力が検討を進めています。【NHK】