島根原発2号機が9月に原子力規制委の安全審査に合格したことを受け、国と中国電力の担当者が4日島根県庁を訪れ、再稼動の必要性について丸山知事に初めて説明しました。
島根県庁には、内閣府と経産省それに中国電力の担当者が訪れ、約2時間半にわたり非公開で丸山知事と面会しました。
県によると、それぞれの担当者が原発2号機再稼働の必要性や住民の避難対策などについて説明したということです。政府の担当者が知事に詳細な説明をするのは初めてです。
島根県・丸山知事:
「想定していた内容と全く違う説明ではなかった、安全性、必要性の判断をする段階ではない。知事として判断をするにはまだ至らない」
このように述べ、住民避難計画や国のエネルギー政策に2号機の再稼動がどう関わるのかなど、必要に応じて追加の説明を受けるとしています。
2号機の再稼動を巡って中国電力は、5日夜の松江市をスタートに周辺自治体の安来市や雲南市、境港市など7か所で住民説明会を開くことにしています。【FNNオンライン】