東京電力によると、汚染水を処理する設備で放射性物質の飛散を防ぐために設置されている排気フィルターが25ヵ所中24ヵ所で破損していたという。
これに関連して東京電力は、9月14日に開かれた原子力規制員会の会議で2年前にも同様の破損があったものの、原因究明や対策は行っていなかったことを明らかにした。
当時、東京電力はフィルターの破損を公表しておらず、福島第一廃炉推進カンパニーの小野プレジデントは「曖昧なところがあったのは反省せざるを得ない」として対策に取り組む考えを示した。【福島テレビ】