四国電力が来月12日に計画している伊方原発3号機の再稼働は、延期される可能性が高まっている。
四国電力の長井啓介社長が10日、中村知事を訪れ、伊方原発で緊急事態に対応する宿直勤務の社員が5回に渡って無断外出していた問題について陳謝し、再発防止策を提出した。
これに対し、中村知事は伊方原発3号機の再稼働について「安全確認が最重要でスケジュールありきとは全く思っていない」とした。
再稼働の日程について長井社長は「スケジュールありきではなく、愛媛県や伊方町の理解を得ながら進めていくべきであると考えている」と語った。
四国電力は再稼働にあたって県や伊方町、それに県の専門家による会議などの理解を前提としているが無断外出問題については10日の再発防止策などをもとに今後、専門家会議が議論するため四国電力が計画していた来月12日の再稼働は延期となる可能性が高まっている。
【南海放送】