東京電力は、フィルターの破損が見つかり停止させていたALPSを7日から稼働させました。フィルターは応急処置をしましたが、破損の原因はまだ分かっていません。
福島第一原発では、燃料デブリを冷やす時に発生する汚染水をALPS(多核種除去設備)で処理し、ほとんどの放射性物質を取り除いています。
破損したフィルタ、は除去した放射性物質を含む泥を貯める容器の排気口に付けられていて、放射性物質が空気中に飛散しないよう取り付けらています。
全部で25か所ありますが、7日までに19か所を点検し、18か所の破損が確認されています。破損の原因は分かっていません。
東京電力はモニタリングなどに変動はなく外部への影響は無いとしています。
ALPSは3つの系統で放射性物質を処理をしていて、東京電力はこのうち1の系統に新しいフィルターを取り付け、7日から稼動を再開しました。【福島放送】