東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市など)の安全性を議論する新潟県技術委員会の委員2人が東電などから研究費を受け取っていたことが20日、県への取材で分かった。東北大大学院の高橋信教授が834万円(2019~20年度)、東京工業大の小原徹教授は400万円(20年度)を支払われたり、大学を通じて配分を受けたりした。
県は「研究内容は柏崎刈羽原発の安全性に関する内容と異なり、金銭の授受は個人的なものではない」と強調し「問題があるとは言えない」としている。2人とも4月に委員として県が選任。委員には会議時間に応じ報酬が支払われている。【共同通信】