四国電力伊方原発(伊方町)で宿直勤務者の無断外出により事故対応要員の不足が一時的に発生したことに関し、原子力規制委員会の更田豊志委員長は7日、東京・六本木の原子力規制庁であった定例会見で「四国電力はもう福島第1原発事故を忘れてしまったのか。時がたつことで緩んでいないか」と苦言を呈した。
伊方原発では2017~19年に5回、重大事故時の緊急対応要員だった宿直勤務者の1人が最長約2時間無断で外出していたことが判明。四電は2日、保安規定に抵触する疑いがある事案として規制委に報告した。【愛媛新聞】