知事は、抑えたトーンで東電に釘を刺したという印象でしたが、県議会の最大会派・自民党県議団は「撤退もありうることを考えてもらいたい」と厳しい言葉を突きつけました。
知事への訪問の後、小早川社長が向かったのは自民党県議団のもとです。
【自民党 柄澤正三県議】
「安全を無視した経営再建を思うあまり、もう再稼働前のめりになっているこのたびの姿勢。そこから私は起因していると思っている」
【自民党 高橋直揮県議】
「新潟県のことを何だと思っているのかと怒りがある」
原発を認める立場の自民党ですが、議員からは厳しい追及の声が相次ぎ、東電は説明に追われました。そして最後に、小野幹事長からは…
【自民党 小野峯生幹事長】
「(原発から)撤退もあり得るということを基本にして、会社の危険をこれからのことを考えて頂きたい。エールなんて送りません。以上」
【東京電力 小早川智明社長】
「(Q撤退はしないということでいいか?)しっかりと立て直していきたい」
また公明党県本部の志田代表からも「仏の顔も三度まで。これが本当の最後だ」と厳しい声が投げかけられました。
県議会は24日、小早川社長を参考人招致することを決めていて、小早川社長は招致に応じる方針です。【新潟放送】