関西電力が40年超運転を目指す原発3基の再稼働を巡り、県内のオール福井反原発連絡会など市民団体のメンバーらが15日、再稼働に慎重な判断をするよう県と県議会に申し入れや陳情をした。
杉本達治知事は県議会で再稼働の議論を促す考えを示し、美浜町は美浜3号機の再稼働に同意した。ただ、各団体は、杉本知事が「40年超運転の議論の前提」としていた使用済み核燃料の県外貯蔵施設を巡る問題について、県の判断を疑問視した。
メンバーは「『23年末までに計画地を確定させる』という関電の提案を県は了としたが、結論を先送りにしただけで『前提』は全く果たされていない」「裏切られた思い」などと抗議した。【毎日新聞】