岩手県は15日、東京電力に対し福島第一原発事故に伴う損害賠償として、新たにおよそ1億1700万円を請求することを決めました。
これは15日に開かれた県の対策会議で決まったもので、東京電力への請求は12回目となります。請求の内容は、原発事故対応にあたった職員の人件費が2200万円余り、出荷が制限されている原木シイタケの処理費用に8500万円余りなど、合わせておよそ1億1700万円です。これに市町村や広域連合の請求を含めると、合計は1億9000万円余りとなります。県などはこれまでに東京電力に対して合わせて146億円余りを請求していて、86.1%にあたるおよそ126憶円が支払い合意に達しています。県は来月10日に東京電力に請求書を受け渡します。
【岩手放送】