東京電力では、福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒について、倒壊のリスクを下げるため、半分に切断する作業を行っていましたが、1日すべての作業が完了したと発表しました。
福島第一原発の1号機と2号機の間にある、高さ120メートルの排気筒は内部に汚染が残り、東京電力では倒壊のリスクを減らすため、去年8月から高さを半分に解体する作業を進めていました。
そして、切断が終わった排気筒の先端部分に雨水の流入を防ぐふたを取り付けるなどして、予定した解体作業は1日にすべて完了したということです。
作業の途中で、切断装置の刃が想定より早く摩耗するなどのトラブルがあり、当初の予定より1か月程度作業の完了が遅れました。
排気筒の残った部分については、2023年度以降に撤去する予定だということです。【NHK】