関西電力の筆頭株主である大阪市は、巨額の金品受領問題を受けて会社の閉鎖的な経営体質を改善するため、取締役の報酬を個別に開示することを求めるなどの株主提案を提出すると発表しました。
関西電力の筆頭株主である大阪市は、同じく株主の京都市や神戸市とともに株主提案を提出すると発表しました。
巨額の金品受領問題が発覚して初めてとなる株主総会とあって、これまでの提案より表現を強めたとしています。
また、神戸市が提案に加わるのは8年ぶりです。
提案では、▽経営の透明性を確保することや、▽取締役の報酬に関する情報を個別に開示することを求めています。
また、関西電力では業績が悪化していたときに役員に対してカットした報酬の一部を退任後にひそかに補填(ほてん)していたことが発覚しています。
こうしたことから大阪市は、取締役を退任したあとの報酬も個別に開示するよう株主提案として求めています。
関西電力の株主総会は、ことし6月に開かれます。【NHK】