関西電力の経営幹部らが多額の金品を受領していた問題で、この問題を調査している第三者委員会が来週後半にも記者会見を開き、中間報告を行う方向で調整を進めていることがわかりました。
関西電力は、経営幹部らが福井県高浜町の元助役から合わせて3億円を超える金品を受け取っていた問題が発覚し、会長らが辞任に追い込まれています。
この問題で、調査にあたっている元検事総長の但木敬一弁護士ら4人で構成される第三者委員会が来週後半にも記者会見を開き、中間報告を行う方向で調整を進めていることがわかりました。
第三者委員会はこれまでに中途半端な段階で調査を打ち切ることはできないと説明しており、最終的な調査報告は越年する見通しです。
第三者委員会では、元助役が顧問を務めていた建設会社「吉田開発」など、外部の企業にも調査範囲を広げる方針を示しており、今回の報告でどこまで金品受領の実態が明らかになるのかが注目されます。【NHK】