「原発ゼロ」の実現に向けて、すべての原発の廃炉などを目指す法案を提出している立憲民主党など野党側の議員らが国会内で集会を開き、今の国会で速やかに法案を審議するよう改めて訴えました。
「原発ゼロ」の実現に向けて、立憲民主党、共産党、社民党などはすべての原発を廃炉にし、再生可能エネルギーの普及などを目指す法案を去年、衆議院に共同で提出しましたが、与野党の合意が得られず、法案の審議は行われていません。
今の国会の会期末が今月26日に迫っていることを踏まえ、野党3党の議員らと市民団体のメンバーは7日午後、国会内で集会を開き、立憲民主党の逢坂政務調査会長は「最近、国会では、『都合の悪いことはなるべく審議しない』という雰囲気が満ち満ちており、しっかり法案を審議できるよう与党に求めていきたい」と述べました。
また、共産党の笠井政策委員長は「反対だろうと賛成だろうと、国会に正式に提出された法案は議論すべきだ」と述べたほか、社民党の福島副党首は「なぜ、脱原発に向かわないのか納得のいく説明を聞きたい。超党派で、みんなの力で審議入りさせよう」と述べるなど、今の国会で速やかに法案を審議するよう改めて訴えました。【NHK】