脱原発を訴える県内五団体が中心になってつくる「さよなら原発福井県集会2019inふくい実行委員会」は三十一日、八回目となる集会「3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ」を三月九日午後一時から、福井市のフェニックス・プラザで開催すると発表した。県内原発停止を求めるアピールやパレードのほか、自民党幹事長を務めた中川秀直元衆院議員が記念講演し、原発ゼロを訴える。入場無料。
集会は東京電力福島第一原発事故をきっかけに、脱原発に向けて団結しようと二〇一二年から県内各地で開催している。
記念講演では、小泉純一郎元首相らが設立した原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟に加わる中川氏が、立憲民主など四野党が昨年の通常国会に提出した「原発ゼロ基本法案」について、法施行後五年以内に全原発を運転廃止させるなどとした内容を解説。政党を超えて脱原発を目指すべきだとする思いを語る。【中日新聞】